観察して、理由を考える
音は、どちらの耳へ先に届く?
これは何? 音源の位置を動かし、左右の耳までの道のりを計算します。音は出ないので、ヘッドホンなしで試せます。
やってみよう 「右側へ動かす」を押し、どちらの到達時刻が早いか見ます。
見るところ 上が正面、下が背後です。正面と真後ろは、どちらも左右差が0になることにも注目します。
いま分かること
ひとことで
左右の時間差は方向の手がかり。ただし、それだけでは前後を分けられない。
どうしてそうなる?
近い耳には早く、遠い耳には遅く届きます。頭や耳の形も音を変えるため、本当の方向判断には時間差以外の情報も使います。ここでは、まず距離だけの働きを切り出します。
ことばを確かめる
- ms(ミリ秒)
- 1秒の1000分の1。
- 両耳間時間差
- 左右の耳に音が届く時刻の差。
- dB(デシベル)
- ここでは音圧の比を対数で表した値。
計算・しくみを詳しく見る
耳を (−d/2,0),(d/2,0)、音源を (D sinθ,−D cosθ) とする直線距離を計算。Δt=(距離左−距離右)/343。距離だけの音圧差は20 log₁₀(距離左/距離右)。正の値なら右が早く、音圧も右が大きい。
この模型で分からないこと
頭を透明とした自由音場模型です。回折・頭の影・耳介・反射を含みません。音圧差は実際の両耳の音量差を予測しません。聴力検査や定位能力の採点はしません。