波と一緒に、水も進む?
波の山と、1粒の水の動きを見比べる。
波の形が進む方向と、水の小さな動きを比べます。水深を変えると、水の動く軌道も変わります。
まず、やってみよう「動かす」を押してから「浅い海」を試す。
見るところ上の波は右へ進み、下の点はその場の近くを動きます。
条件を変えて、比べよう
今の条件では
ひとことで
波が進むことと、水がずっと同じ向きへ流れることは別。
どうして、そうなるの?
波は、水面の上下の変化が隣へ伝わる現象です。1粒の水の動きを追うと、波の山と一緒に遠くまで進むわけではありません。
小さな波の近似では、深い海の表面近くの水は円に近い軌道、浅い海では横に長い軌道を描きます。海底では上下に動けません。
現実には、波によるゆっくりした正味の移動や海流もあります。この図はそれらを省いた、一次近似の動きです。
ことばの小さな辞典
- 位相速度
- 波の山など、同じ形の部分が進む速さ。
- 群速度
- 波がまとまりとなって伝わる速さ。エネルギーの伝わり方と関わります。
- 深水波・浅水波
- 水深を、波長と比べた呼び分け。
計算のしくみ・この模型の限界
k = 2π/L、ω² = gk tanh(kh)、周期 T = 2π/ω、位相速度 c = ω/k。群速度 cg = c[1 + 2kh/sinh(2kh)]/2。
1. 小振幅・一定水深の線形重力波。表面張力、砕波、海流、波を作る風の過程は含みません。
2. 水粒子の軌道は一次の変位近似です。ストークスドリフトなど、二次以上の効果は描きません。
3. 水の軌道は共通の倍率で拡大し、上下の深さは模式配置しています。
数値はブラウザ内で計算しています。入力は送信されず、解析タグ・Cookie・外部ライブラリも使いません。元記事の結論全体を再現する道具ではありません。
参考にした資料
Richard Fitzpatrick(テキサス大学)|Gravity Waves ↗
Richard Fitzpatrick|Energy of Gravity Waves ↗
Richard Fitzpatrick|Gravity Waves in Shallow Water ↗
資料は考え方・式・近似条件の確認用です。図と日本語の説明文、操作・計算コードはこの版で新規制作しています。